「その後の日本語入力環境」
新しいコンピュータの購入後、もしくは以前の趣味(笑)である OS のクリーンインストール後には、まず何はなくともキーボード周りの環境を設定することが慣例となった。
テキストエディタや日本入力 IME は、極力カスタマイズ可能なものを選び、もしカスタマイズが無理でも、前章でのショートカットキーに準拠するものを選定する。「親指シフト」に関しては、現在までに以下のようなエミュレータを使用してきた。尚、現在では配布、開発が停止した物もある。
- 親指ぴゅん (MS-DOS)
- Oyayubi.init (Mac OS)
- Nickey (Mac OS)
- 親指ひゅんQ (Win)
- Q's Nicolatter (Win)
- TESLA (OSX)
- TESLA 野良ビルド (OSX)
- Anthy [IME] (Unix [Debian])
- KeyRemap4MacBook (OSX)
- Karabiner (OSX)
- Lacaille (OSX) ※追記 Oct/13/’18
現在は「Karabiner」を使用、「親指シフト」の設定以外は使っていないが(汗)かなりの多機能アプリ、システムのキーアサインを変更するため、ネットと首っ引きで設定ファイルも作ってみたが結局は使わず、親指シフトのみの使用である。
現在は Lacaille を使用している。
テキストエディタは MAC 用の「Jedit」の使用が多かったが、現在では、「MAC」のシステム定義(初期状態でのショートカットキー)の個人設定ファイル自体を書き換えることで、かなり満足のゆく環境を構築することができ、アプリに依存せずに入力環境を構築できるようになった。ただ最近 IME をキーカスタマイズのやりやすい「かわせみ2」に変更したため、まだ辞書が自分用に最適化されておらず、変換候補に若干違和感がある。
IME を「かわせみ2」に変更したのは、以前から気になっていたのもあるが、それまで使っていた OSX 標準の「ことえり」等が、キーカスタマイズができなかったことが大きい。キーカスタマイズができる「Google 日本語入力」も試したがとにかく設定画面が判りづらい、自分の言葉で文章を紡ぐ、という感覚にもなれない。「ATOK」はハナから論外で、やはりお仕着せの正しい日本語(確かに正確だろう)が、文章から”条希”臭を消してゆく。
教師や医師などには「ATOK」、ネットニュースやブログを書く人には「Google 日本語入力」、システム標準の安心感「ことえり」「ライブ変換」、カスタマイズ優先の「かわせみ2」といったところでしょうか? (Unix 系の IME もありますが)
これから「かわせみ2」の変換精度が、どれほど”条希”色に染まってゆくのか楽しみです。