『第9地区』

2009/アメリカ・南アフリカ・ニュージーランド


no9
監督:ニール・ブロムカンプ


情報の第一報は親友からだった

小松左京の『宇宙人のしゅくだい』

あの子供向け短編集に出てくるような
プロットの映画だとのこと


 地球上のある都市の上に
 巨大な宇宙船が停まったまま
 なんのリアクションも起こさない

という出だし

まんま小松左京の「つゆあけ」だ


 業を煮やした地球人は

 強引に宇宙船に侵入

 そこで膨大な数の

 エイリアンの難民を見つける

いいプロットだ
ワクワクする!


ここのところ
リメイクばかりで
ロクな映画が出て来てない
(希の個人的趣味に合わないだけだが)
これは期待できるか⁈

 保護されたエイリアンは
 地上での生活を保証されるが
 住めるのは有刺鉄線で囲まれた
 ほんの小さな一角だった

舞台は南アフリカのヨハネスブルク
2010 FIFA World Cup の舞台である南ア
そしてあからさまなエイリアン隔離政策
真っ正面からアパルトヘイトだ!

この時期にアパルトヘイトについて
もう一度新たに捉え直そうという
社会派な骨太 SF なのか?
期待は嫌が応にも上がる!

しかし何かしら80年代のドラマ『V』を
思い起こさせる出だしではある(^_^;


謎はどんどん出てくる

なぜエイリアンは地球へ来たのか
なぜヨハネスブルク上空で停止したのか
なぜそこから移動しようとしなかったのか
なぜ彼らは強力な兵器を隠し持っていたのか
なぜ労働階級のエイリアンしかいなかったのか
これだけの高度な文明を持つのになぜ粗暴なのか
等々……

エイリアンの描写は
さすがに現在の CG 技術!
違和感なく画面に溶けこんで
まるであのゴ〇〇リの様(笑)

ちびっ子エイリアンがちょこまかするのも
また変にカワイイ(*^_^*)


しかしこの映画
いったい何を訴えたかったのか?
ドキュメンタリータッチの作風なためか
物語は散漫でとりとめがない

最初に期待したコアな社会派などでは全くなく
かと言って娯楽満載のスカッとする映画でもない

ラストシーンにはちょっとグッときたが
結局のところこの映画の最大の問題点は

(以下一行、これから同作品を
 鑑賞される方に配慮し
 背景と同色の文字で記述します
 文字を範囲選択すると読めます)

上記に列挙した謎に一切答えが出ていない!

ということ!!

ふざけるな!
小栗虫太郎の『黒死館』かよ!
やるならギャグでやれ!

Sense of Wonder のカケラも無い!

期待はずれもいいとこ……
★★☆☆☆星二つッ!
世間での評判は良いけど
希に言わせれば見なくてイイよ

以上 SF マニアの
独断と偏見によるレビューでした(^-^;)

ゾクゾクする SF 映画魅せてよ〜!

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